お金の使い方が下手な人には、どんな特徴があるのでしょうか。お金の使い方が下手な人はどうすれば上手にお金が使えるようになるのでしょうか。
お金の使い方が下手な人の多くは、上手にお金が使えるようになりたいと望んでいらっしゃると思います。
また彼氏がお金の使い方が下手な人の場合、将来の生活に不安を感じるケースもあるでしょう。
そこで今回はお金の使い方が下手な人の特徴と改善ポイント、またお金の使い方が上手い人が意識していることをくわしく解説します。
ぜひ参考にしてお金の使い方の意識改革を行いましょう。
お金の使い方が下手な人の特徴
お金の使い方が下手な人の場合、たくさん収入があっても給料日までにお金を使い切ってしまうケースが少なくありません。
逆にお金の使い方が上手な人は、収入が少なくても新しい洋服を買ったり、ちょっと豪華なランチを楽しむ余裕があったりします。
お金の使い方が上手い人と下手な人の差はどうして生まれるのでしょうか。
実はお金の使い方が下手な人はいくつか共通する特徴があるようです。
ここではお金の使い方が下手な人の特徴をくわしく解説します。
①自制心が弱い
お金の使い方が下手な人は、自制心が弱い傾向があります。
自制心が弱い人は自分に甘く、長期的にみると損をする場合でも自分の欲望に囚われてしまいがちです。
「欲しい」という気持ちにブレーキをかけることができないため、何か欲しいものがあれば本当に必要かどうかを考えずに購入してしまいます。
改善方法
自制心が弱い人は、欲しいものがある場合、それが本当に欲しいのか自分に問いかけてみることが大切です。
それでも自制心の弱さから無駄遣いをしてしまう可能性がある場合には、自分を止めてくれる自制心の強い友達と行動してみましょう。
②細々とした出費が多い
お金の使い方が下手な人は、細々とした出費が多い傾向があります。
例えば出勤前にコンビニでコーヒーを買ってしまうとか、雨が降ると傘を飼ってしまう、といった小さな出費をしていませんか。
このタイプの人はお金を使っている意識が低い点が特徴で、これ位なら良いかな、と小さな出費をくり返し、結果的にかなりの無駄使いをしてしまいます。
改善方法
細々した出費が多いタイプの人がムダ遣いを止めるには、お金を使っていることを可視化するのが効果的です。
家計簿アプリを使って自分がいくら使っているかをチェックしてみましょう。
またムダ遣いの上限を決めるのも効果的です。毎月プリペイドカードを購入しそれ以上使わないようにすると、自然にムダ遣いをしなくなるでしょう。
③必要以上にケチ
貧乏性で必要以上にケチな人は本当に必要なものにも安さを追求してしまうため、結果的に損をすることが少なくありません。
例えば家電が壊れて買い替えをする場合、中古品を選んでしまったためにすぐに故障してしまう、というようなことです。
この他、安さにつられて不要なものまで買ってしまい、節約しているつもりが損をしていることもあります。
改善方法
安いものを追求し過ぎると「セール」などの言葉につい反応してしまいます。
そのため買い物に行く頻度を少なくするのもひとつの方法です。
また買い物をする前に本当に必要なものかどうか自分に問いかける癖をつけましょう。たいていの場合、必要でないことが多いです。
④借金に抵抗がない
借金をすることに抵抗がない人は、返済できるかどうかを考えることなく高い買い物をしがちです。
そのためこのタイプの人は、欲しいものがあると何とかなるだろうと深く考えずクレカ払いにしてしまう傾向があります。
価格が安くなっていても分割払いで購入すれば手数料がかかりますから、結局損をしているケースも少なくありません。
改善方法
借金に抵抗がない人の無駄遣いを改善するには、思い切ってカードを解約してしまう方法もあります。
その他に日本貸金業協会か全国銀行個人信用情報センターのいずれかに借り入れの自粛を要請することでカードローンなどの金融機関からの借り入れを5年間制限できる「貸付け自粛制度」を利用するのもひとつの方法です。
⑤ギャンブルが好き
ギャンブル好きで少しでもお金があるとパチンコ店などに行ってしまう人はお金の使い方が下手な人です。
趣味として楽しむ程度なら問題ありませんが、ギャンブルでお金を増やそうと考え、負けてはギャンブルで取り返そうと考えるのは危険な兆候です。
改善方法
ギャンブル好きでなかなかお金が貯まらないという人は、上限を決めてギャンブルを楽しむようにしましょう。自分なりのルールを守って遊ぶのであれば無駄使いを我慢することも可能です。
上限を決めてもそれを守れずギャンブルにお金をつぎ込んでしまう人は、ギャンブル依存症という病気の可能性が高いですから一般財団法人ギャンブル依存症予防回復支援センターに相談したり、カウンセリングを受けることをおすすめします。
お金の使い方が上手い人は下手な人と何が違うのか
お金の使い方が上手い人は、お金の使い方が下手な人と何が違うのでしょう。また日々の買い物の仕方やお金の使いどころにどんな特徴があるでしょうか。
ここではお金の使い方が上手い人の特徴をくわしく解説します。
お金の使い方が下手で悩んでいる人はぜひ参考になさってください。
①財布の中を常に整理している
お金の使い方が上手い人は、常に財布の中を整理して中身を把握しています。
常に財布の中を整理していると「今財布にいくら入っているか」とか「今使っても良いのはいくらか」が分かるようになります。
財布の中を整理しておくことは風水学的に金運アップ効果が見込めますから今日からでも財布を整理しましょう。
②浪費、ムダな消費をしない
お金の使い方が上手い人は基本的に浪費やムダな消費をしません。
浪費とは簡単にいうと無駄遣いのことですが、支払ったお金に見合った価値を得られない状態が「浪費」です。
浪費をなくすには自分が購入したものの中で満足度の低いものをリストアップし、今後はその商品を購入しないようにします。
またムダな出費を抑えるには、家計簿アプリなどを使って毎月必要になるお金を把握し、出費を減らせないか検討しましょう。
③予算を決めて買い物をする
お金の使い方が上手い人は予算を決めてから計画的にお金を使います。
具体的なやり方は、収入からまず貯蓄用のお金を貯蓄に回し、次に固定費(家賃、光熱費、スマホ代など)を差し引いたお金を週単位に分けます。
週単位に分けたお金はそれぞれ週単位の生活費として買い物をするのです。
貯蓄をする額は収入の1割から2割の間で決めておくと良いでしょう。
④必要なものには出費を惜しまない
お金の使い方が上手い人は、必要なものへの出費を惜しみません。
例えば会社に通う場合、出勤に1時間かかるリーズナブルなアパートと15分で出社できる家賃の高いマンションがあるとしましょう。
お金の使い方が上手い人は、家賃が高くても会社から近い物件を選びます。
これは移動距離が短いことで生まれる時間を有効に活用できるためです。
また満員電車に長時間揺られることで受ける精神的ストレスを受けないために会社により近い物件を選ぶという方法もあります。
⑤目的をもってお金を使う
お金の使い方が上手い人は、将来の自分の利益のため、またはそのための自己投資に必要なお金は惜しみなく使います。
例えばキャリアアップや資格取得のための勉強は将来的に自分にプラスになりますから、無駄な出費にはなりません。
目的をもってお金を使うようになるとお金の使い方が上手になります。
⑥交際費には積極的にお金を使う
お金の使い方が上手な人は交際費には積極的にお金を使います。
この場合の交際費も、もちろん目的があるものです。
例えば人脈を広げるための交流会や仕事をスムーズに進めるための職場の飲み会などがこれにあたります。
人間関係を構築するために交際費が必要な場合には、ムダだと思わずお金を使うことも大切です。
⑦自己投資をする
お金の使い方が上手い人は自己投資にもお金を使います。
自己投資とは将来のリターンを見越して勉強したりお金をかけたりすることで、良い自己投資には「目的意識」と「成果」が伴いますが、それだけで判断することはできません。良い自己投資には3つのポイントがあります。
1点目は「効果が持続すること」です。
例えば自己投資としてセミナーに参加したが思ったほどの成果がなかった、という場合にはセミナーへの自己投資は必要なかったことになりお金の使い方が正しくなかったことになります。
2点目は「費用対効果」です。
同じ成果が得られる自己投資の場合、成果が費用に見合わないと判断するならその自己投資は良い自己投資とはいえません。
3点目は成果を得るには本当にその自己投資でなければいけなかったのかということです。
あくまで自分にとって良い自己投資なのかという視点で考えることが大切です。
心から楽しいと思える消費は、無駄遣いではない
お金を使うことを楽しいと思えたら、その消費は無駄使いではありません。
無駄遣いとは必要のないことや役に立たないことにお金を使うことをいいます。逆にいえば、自分にとって必要だと思えること、役に立つことにお金を使うのは無駄遣いではないということです。
お金をかけるべきところとそうではないところをきちんと判断し、効果的にお金が使える「お金の使い方が上手い人」を目指しましょう。
記事まとめ
お金の使い方が上手い人と下手な人の違いを解説しました。
お金の使い方が下手な人については、どうすれば上手になるのか改善ポイントを合わせてわかりやすく紹介しましたのでぜひ参考になさってください。
お金の使い方は少し意識を変えるだけで上手くなります。将来困ることのないよう、今から少しずつお金の使い方を変えていきましょう。
松原仁美
- I∞MA(イーマ)株式会社代表
- 国際会計士
- お金とエネルギーの専門家
子供の頃は専業主婦を目指していたが、お金への不安から公認会計士に。その後、安泰のキャリアを捨てて海外移住し、NYのウォール街やロンドンシティで働く。そこでグローバル企業や世界のお金持ちに触れ、マンハッタン居住中に見えない世界や世界の真実を探求し始める。帰国後、日本のマネーリテラシー教育の不足に気づき、お金の講座を開始。エネルギーの使い方と美的感覚が豊かさに繋がることに気付き、女性起業家の資産形成をサポートしている。